オーテピア来館者500万人達成を記念し、オーテピア高知図書館、オーテピア高知声と点字の図書館、高知みらい科学館の3館を代表して、ご挨拶申し上げます。
このオーテピアは、平成30年7月24日に開館し、昨年の7月で5周年を迎えました。これまでの間に、たくさんの高知県民・高知市民の皆様にご利用いただき、おかげをもちまして、3月27日に来館者500万人を達成することができました。高知県内では、これだけたくさんの県内の方々にご来館いただく公共施設は他にはないと思います。この500万人という数字は、オーテピアがすでに多くの県民・市民の皆様の暮らしの一部となり、日々親しんでいただいていることの表れだと思います。ご利用いただいている皆様に、改めてお礼を申し上げます。
さて、500万人達成に至るまでの経緯ですが、オーテピア高知図書館のほうでは、サービス計画の中で、オーテピアの年間来館者数100万人を目標に掲げてまいりました。開館の翌年度の令和元年度は、約103万人となりましたが、令和2年以降、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、イベントの中止や人数制限、また、外出の自粛などにより、令和2年度は約71万人まで減少するなど、思うように来館していただけない期間もございましたけれど、昨年5月の5類感染症への移行を経て、今年度は90万人を上回るところまで回復し、開館から5年8か月で、めでたくこの日を迎えることができました。
ここオーテピアは、3つの施設からなる複合施設として整備をしまして、相互に連携しながら運営することにより、「様々な人々の交流が深まり、生涯学習や文化の発展に寄与すること」を基本コンセプトの一つに掲げています。今回、来館者500万人達成という節目をきっかけに、そうしたオーテピアの役割を、改めて県民・市民の皆様にご理解いただき、さらなる利用の拡大につなげていっていただくことを願っております。併せまして、我々職員一同、皆様に愛されるオーテピアを目指して、日々、サービスの向上に取り組んでまいりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
令和6年3月吉日
高知県立図書館長 杉本幸三