オーテピア高知図書館のブログ

高知県立図書館と高知市民図書館が共同運営するオーテピア高知図書館のブログです

オーテピア高知図書館は、高知県立図書館と高知市民図書館本館が、2018年7月から共同運営している図書館です。

【開館時間】
火曜~金曜:午前9時~午後8時
土曜:午前9時~午後6時(7・8月は午後8時まで)
日曜・祝日:午前9時~午後6時
【休館日】
月曜日(祝日の場合は開館)
毎月第3金曜日(8月および祝日を除く)
8月11日(山の日)を含む4日間(資料特別整理期間)
年末年始(12月29日~1月4日)

交通
とさでん交通等 バス・路面電車 大橋通り下車
とさでん交通  バス 帯屋町下車
くわしくは、次のページをご覧ください。
交通アクセス
※ 駐車場・駐輪場には限りがありますので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。
所在地 〒780-0842 高知県高知市追手筋2-1-1
電話 088-823-4946(代表) FAX 088-823-9352

オーテピア高知図書館高知資料コーナー 企画展示「幕末土佐の読書人-吉村春峰資料を中心に」のお知らせ

 オーテピア高知図書館3階高知資料コーナー展示室で、企画展示「幕末土佐の読書人」を2019年3月31日まで行っています。

 

 社会が大きく変動した幕末維新期に、書物や古文書・古記録を蒐集し、『土佐國群書類従』を作成した吉村春峰(よしむら・はるみね)の関係資料を中心として、幕末維新を生き抜いた吉村の生涯を紹介し、激動する社会の中で本を読むことの意味について考えます。

 

『土佐國群書類従』は高知県立図書館で翻刻・出版し、販売もしております。お求めの方はこちらをご覧ください。

 

※オーテピア高知図書館ホームページ > 利用案内 > 出版物購入のご案内

https://otepia.kochi.jp/library/guide13.html

 

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土佐國群書類従

 ところで、吉村春峰は、自分の書いた本を自分で筆写して求める人に渡していましたが、ちゃんと代価ももらっていました。下の写真は、いわば「領収書」です。

 

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土佐國群書類従領収書

 

 吉村春峰は東京にも出て、政府から命じられて、各地の文化財の調査なども行っていました。下の写真は当時の辞令です。「内務省」という文字がとても大きくてびっくりしますね。

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吉村春峰の辞令

 この展示では、吉村春峰のほかの「読書人」「知識人」も紹介しています。

 

 下の写真は谷秦山の描いた、季節ごとの太陽の軌跡です。

 

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谷秦山の描いた太陽の軌跡

 下の写真は、土居通予(どい・みちまさ)の『海南義烈伝』です。維新の志士の伝記です。最初の4ページに一文字ずつ「神泣鬼哭」と書いてあります。

 

※『海南義烈伝』は、国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)、国文学研究資料館近代書誌・近代画像データベース(http://base1.nijl.ac.jp/~kindai/index.html)で検索するとデジタル・データを見ることができます。

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海南義烈伝

 下は松野尾章行(まつのお・あきつら)による史料集『皆山集』(かいざんしゅう)です。

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皆山集

 

※展示期間中には以下の日程で展示解説を行います。
 2019年2月3日(日)、2月9日(土)
 いずれも午後1時30分から2時まで。場所はオーテピア3階展示室にて。
 参加費無料、申込み不要です。